タバコが歯にもたらす影響
タバコと歯の関係性で皆さんは何を思い浮かびますか?
やはり「ヤニ」を真っ先に考えるのではないでしょうか。
しかしタバコによって引き起こされる影響はこれ以外にもあるんです。
今回はタバコが歯にもたらす影響と対策についてご紹介していきます。
タバコと歯周病の関係
タバコの煙の中には1,000を越える化学物質が含まれており、その中でもニコチンを始めとした化学物質が「人体に有害なもの」と言われています。
中でも「一酸化炭素」は組織への酸素供給をさまたげてしまいます。
また「ニコチン」は血管を縮ませてしまうため、どちらも歯や歯ぐきに充分な酸素が行き届かなくしてしまいます。
そして付着した「ヤニ」は多くの有害物質を含み、歯の表面に残るため、いつまでも有害物質が供給され続ける状態になってしまいます。
歯が抜けやすくなる?
喫煙者は非喫煙者に比べ歯が抜ける確率・本数が増える可能性があります。構内にこびりついたヤニが病原体の原因となりえるからです。
歯肉炎が進行すれば歯周病が進み、歯を失うという結果を招いてしまう可能性もあります。
どうすればいいんだろう…と思いますよね…?
簡単に出来る代表的な対策は以下の2つです。
1.ヤニ取り効果のある歯磨き粉を使う
歯についたヤニは、歯磨きで取り除くことができます。
ただし、力強くこすりすぎると歯を傷つけてしまうため、ヤニを溶かす薬用成分の入った歯磨き粉を使いましょう。
専用の歯磨き粉も存在し、「ポリエチレングリコール」「ポリリン酸ナトリウム」「ポリビニルピロリドン」がヤニに効果のある成分と言われています。歯磨き粉を選ぶ際はこれらの成分に注目して購入するようにしましょう!
2.超音波歯ブラシを使う
ヤニをおとすためには、ぺリクルごと取り除くことが重要です。しかし、ペリクルは手磨きでは落としにくく、完全に落としきることは難しいです。
ポイントは歯ブラシを小刻みに動かすことですが、難しい場合は超音波歯ブラシを使うと良いでしょう。超音波歯ブラシの細かい振動によって、歯についたヤニをペリクルごと綺麗に落とすことができます。
今回はタバコが歯にもたらす影響についてご紹介しました。
喫煙者の方はより一層歯のケアを大事にして健康な歯を保つよう心がけましょう!!